漏水調査の工法についてご案内します

弁栓音聴

設備業者様をはじめとし、古く従来から行われている方式です。水道管用の音聴棒を弁栓へ接触させ、配管欠損口から発生する異状音を聞き取ります。
弁栓を通じて聞こえる音質や高さから、漏水地点が弁栓の近く(又は遠く)といった距離的な推測を行う事を主な目的としているものです。ヒトの聴覚主体による作業の為、技術員の知見や聴覚といった技量が関係します。
配管欠損口では漏れ出した水量と管の材質が摩擦する事により異状音が発せられます。これら異状音は水中や配管材質を伝播し、付近の仕切弁や消火栓、給水栓等へ減衰を伴いつつ伝播していきます。実際の現場では様々な騒音(機械設備の稼働音や排水流下音など)が共鳴や共振となって作用します。設備状況を総合的に把握した上で、慎重な判断を伴う調査です。

 

 

 

路面音聴

設備業者様をはじめとし、古く従来から行われている方式です。地表面を通じて聞こえる音質を感知する為、技術員の知見や聴覚といった技量が関係します。
干渉要素としては、敷地内では空調機器や加圧送水装置の稼働音、敷地外では様々な企業管の流通音や交通騒音などがあげられます。夜間など最低使用流量時など比較的流量が安定し、ノイズが少ない状態での実施が望ましいと言えます。配管欠損箇所では漏れ出した水量と周囲の埋設土の間に衝突や摩擦の現象が生じます。異状音の分布帯域は、給水などの小口径樹脂管(HIVP20φ程度 300Hz〜)、消火配管などの小口径金属管(600Hz〜)、送水管などの大口径管(800Hz〜)が弊社の分析では有効と考えております。大口径管における診断に際しては特に慎重を期す必要があり、磁気探査等の併用により管路を含めた地下構造の把握を行うと共に、現場環境に応じた専門的な判断が必要と考えます。

 

 

 

電子音聴

電子化された感振棒を用い、デジタルによる音圧測定並びに聴音を行います。
埋設面よりボーリングを行い感振部を地中へ貫入したり、弁栓部などで計測します。

 

感振部の先端は鋭利な形状である為、地中へ貫入する際に検査対象配管に接触させてしまうと、欠損の拡大や腐食誘発のリスクを生じます。
地中へ貫入する際は、十分な地下状況の確認を行った上で実施する必要があります。

 

 

 

相関法

バルブなどの配管外面上にピックアプセンサーを敷設し、各センサー間に帰着する異状音の返り時間差を演算する事により、異状音の発生地点について距離表現を行います。
配管高低差を含めた管路長、口径、配管材質など厳正な管路情報が必須となります。

 

実際の現場では機械音や他企業管の流下音なども存在している場合が珍しくありません。相関式は簡易に実施可能であるものの、測定環境によって演算精度は大きく干渉を受けます。配管屈曲部や分岐部で生じる乱流、交通などに伴い生じる諸音源も精度に影響を与えるため、慎重を要した測定を行います。

 

 

 

トレーサーガス調査

ガス探査(トレーサーガス式)は配管内部へガス(ヘリウム、窒素などの軽量化工ガス)を充填し、漏水箇所より漏れたガスが地上へ浮き上がるタイミングを捕捉するものです。ガスは水分に溶解されてしまう為、精度を向上させる為には、実施時は管内の水抜きを十分に行い、ほぼドライ状態にします。
・建設途中の現場など、非舗装条件下において有効な工法です。
・微量な漏水については探知が難しくなります。
・コンクリート面やタイル面、防水面など表層密度が厚い埋設面下の配管は探知が難しくなります。
・深い配管や地下水位より下層の配管については探知が難しくなります。
・ガスは浮遊拡散性を帯びている為、調査環境によって実際の漏水位置と差異が生じる場合があります。
・ガスの浮遊を促す為のボーリング穿孔を行います(ボーリングによる埋設物破断事故防止のため、埋設物に関係する図面のご提供をお願い致します)。

 

※ご案内
弊社では地球温暖化防止、及び精度不安・安全性の観点から、当工法の運用を2015年をもって原則停止させて頂いております。

 

 

 

音波帯域の測定
従来の方式では配管欠損箇所より生じる高い周波帯域を検測していますが、当工法では低い周波数帯域を検測対象とした新しい技術です。

 

・極めて検知精度の高い方式です。
・樹脂管など音の伝播性が低い管や、埋設深度の深い配管に対応します。
・アスファルト、コンクリート、タイルなど高密面での調査も可能です。
・ガス調査や音聴調査では対応困難な現場においても有効です。
・官公庁施設、民間施設、水道局大口径管調査などにおいても高評価を受け認可採用されています。
・ルーテン独自に開発、運用しています。

 

 

 

地中レーダ法

地上面にて地中レーダ探査機によるパルス波の地下鉛直照射を行い、それによって得られる地中断面画像(レーダ画像)をもとに探知を行う技術です。電磁波の反射表現は通常の埋設物探査とは異質であり、水量滞留による誘電率の差異を解析対象としています。
画像診断による為、専門の技術員にて解析を行います。
・ガス調査や音聴調査では対応困難な現場においても有効です。
・他の工法に比べ、近代に開発された技術です。

 

 

 

※当技術情報は、直接のお客様へのご案内資料となります。弊社実地における試験値、研究考察等が一部含まれており、知的財産に相当致します。誠に恐れ入りますが、転載や転用はお控え頂きますようご理解のほど、お願い申し上げます。

 

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